商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

四季紀行 埼玉見沼田んぼを歩き花見ハイキングを楽しむ

 今年の開花は速く、我が家周辺の桜は散り始めた。桜花の下を歩く先として、埼玉の見沼田んぼが浮かんだ。さいたま市東の広い田園地帯で、東縁と西縁の農業用水が流れている。四季の野の花が咲き、神社が点在し私の好みの里歩きのエリアで、通船堀から東縁へも一度歩いたことがある(98.4.25)。
 西縁から通船堀へ 武蔵野線東浦和駅が起点で、我が家からバスで浮間舟渡駅へ出て、埼京線に乗り武蔵浦和駅で武蔵野線に乗り換えると約1時間後にスタート出来た。
 西縁用水路は直ぐで、桜は満開だが散り始めている。東縁と繋いだ通船堀へ左折するが、水はない。土手にはハナダイコンの薄紫の花が咲いている。好きな花で眺めるのは久しぶり。高齢者グループを追い越し通船堀を渡り、街道へ出て、鈴木家住宅を探す。
 江戸期通船堀を差配していた家で、大きな古民家があり、現在もお住まいのよう。中間の芝川八丁へ出て、また通船堀沿いを行くと木造の閘門式運河があった。東西で高低差の激しい水路の水位を調整し船の通過を可能とした1731(享保16)年作の運河施設で国指定の史跡。江戸と当地で、農産物や肥料等を運搬したという。
堀沿いにも桜並木があるが少し遅め。東縁用水路に着き、少し回り道し木曽路の富士塚へ登る。急な上、道が悪く何とか上がった。1800(寛政2)年造で県内最古の塚とある。農家の間を通り、東縁へ戻った。

 東縁の桜は満開 武蔵野線高架を抜けると桜並木が続く。満開もジャスト見頃。カメラを向けながら花の下を進む。東縁用水路は右手へ大きくうねり、ショートカットして川口自然公園を横切り、また東縁へ出ると東沼神社裏参道で、境内に入り参拝。孫の大学合格を報告し御礼を申し上げた。
また東縁を歩く。青空の下桜並木が続き美しい。花見客もチラホラ。下には菜の花が咲きこちらも見頃。近くに見沼自然の家があり覗くも見るべきものがなく、また用水路沿いに歩き大通りへ出た。東縁は更に北上するが歩き疲れ、バス停を教えて貰う。10分強でバスが来て浦和駅へ出て、京浜東北線に乗り帰途に就いた。(2023/3/29)

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

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工藤 莞司 先生
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