商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

四季紀行
初詣に小江戸川越の神社を巡る

 川越八幡宮から 新年を迎え初詣先は川越にした。小江戸と呼ばれ歴史の街である。ガイドマップを得て川越駅からスタート。最初の川越八幡宮は初めての参拝で、人出の中、社殿前で手を合わせ、孫達の成長をお願いした。創建1,000年の古社で、雌雄の立派な銀杏の大木が聳え、縁結びの樹とある。案内図片手に市内を進み、仙波東照宮を目指した。

 喜多院、仙波東照宮 濠に係るどろぼう橋を渡って着いた先は、喜多院。再訪の筈だが記憶が蘇らない。本堂前で手を合わせた。川越成田別院と間違えていたようだ。
 仙波東照宮は隣の林の中。権現様家康が祀られ、亡くなって久能山から日光へ改葬される時、当地喜多院でも法要が営まれたとある。正面参道から境内に入ったが門扉が開いていない。関係者らしい方が来て開けて貰い、詣でた。狭い境内には川越藩主等寄進の石灯篭が並ぶ。彼が言うには、土日のみ開けていたが、大河ドラマが家康で参拝者が増えるだろうという。
 喜多院前の日枝神社に寄る。本殿は重文の案内があるが塀が回り見えない。都内赤坂の日枝神社は大田道灌による分祀社という。また案内図を出し、三芳野神社へと方向を採る。途中に浮島稲荷神社があった。住宅街を行くと、川越城富士見櫓跡の案内があり、下から見上げた。

 三芳野神社から蔵の街へ 三芳野神社は意外に近く、長い参道から社殿前で手を合わせた。境内の童歌“とおりゃんせ”の発祥の地碑は、隣が川越城跡でその見学時(11.3.31)に知った。川越城跡は本丸御殿大広間が遺る稀有な城跡だが、今回は前を素通り。歩き疲れ、もっと先の川越氷川神社は省略し、市内中心へ。
 途中川越城中の門濠跡を覗いて行くと、市役所前には道灌像が建っていた(写真上)。彼は川越城築城者でもあったのだ。
 川越蔵の街通りへ出て、小江戸の中心街。観光客には外国人も多い。時の鐘櫓(写真下)をカメラに収め、最後に熊野神社に参拝。こちらも参拝者で賑わっている。先日、当社も映った徳光アナの寄り道バス旅テレビ放送を観て、川越神社巡りにした。東武川越駅迄は距離があった。(2023/1/6)

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

メルマガ登録
工藤 莞司 先生
工藤 莞司 先生
バックナンバー
ページTOPへ