商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

私の山歩き里歩き四季紀行
二年越しに鑑賞できた足立堀之内公園古代蓮

 初夏から夏へ向けた季節になり、古代蓮の花が気になり始めた。以前千葉公園で眺めたピンクの大賀蓮の花を眺めて魅せられてしまった。調べるとそろそろという。花友も同行してくれた。遅かった昨年よりは2週間ほど早く、昨年に次ぐ再訪。

 足立堀之内公園へスタート 最寄り駅舎人線江北駅に待ち合せた。蓮の花は朝の花で、午後は萎むと知り、未だ9時30分。荒川の堤へ向け、商店街を行く。広くはない道だが、バスが往来する。初めての地で地名と地番を確かめながら直進を続ける。
 荒川堤手前へ至り、丁度交番があり、公園は二つ目の信号右折と教えてくれた。予定通り信号のある交差点を右折した先が堀之内公園であった。

 今年はピッタリ 古代の蓮の花は咲き、大きなピンクの花々は咲き開いている。広くはない蓮池を蓮の葉が埋め尽くさんばかりだが、葉から頭一つを出した多くの花が満開か八分咲き状態。昨年とは大違いで、ジャスト見頃期。同行のAさんも、スマホを翳しながら池端を巡っている。古代蓮は初めての鑑賞と先ほど聞いた。
 私は、アングルを選びながら二回り。自然に咲く花達は、鑑賞者とは無関係に、太陽へ向け競っているよう。薄ピンクの花は清楚で気品がある。ベンチで休憩し、飲料水を補給。傍の案内によると、1997年、大賀蓮を千葉公園から分けて貰ったとある。
 名残惜しいが、最後にもう一度見回して、花達に別れを告げ公園を出た。

 夏祭りの氷川神社 小川沿いに戻ると、左手に氷川神社があり、祭礼中のよう。鳥居から参道へ。茅の輪や七夕飾りがあり、夏越の大祓と知る。本殿に参拝し、コロナ退散をお願いした。往路を戻り、バス停で私は王子行き、Aさんは反対方向のバスに乗ることにした。そう違わない時間にそれぞれのバスが来て、帰途に就いた。
(2021/6/26)

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

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