商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

私の山歩き里歩き四季紀行
紅葉の中、山々を眺め、蓼科高原蓼科湖を巡る

 昨日、信濃諏訪から蓼科高原に入ったら、紅葉が盛りで美しい。天候にも恵まれ、青空の下紅葉が映え、晩秋の信濃路である。
そして、八ヶ岳の展望も素晴らしい。蓼科高原山中にある宿泊施設からも、八ヶ岳連山が正面に位置し、夕方や朝も展望を楽しんだ。ベランダから八ヶ岳、そしてその下に広がる深い山麓を眺めた。左手の天狗岳山腹の森林地帯には、白駒池、高見石から渋温泉へのルートがあり、昨年下山で大難渋したのはあの辺りであろう(19.9.19)。八ヶ岳山域の広がりや深さを改めて目の当たりにした。

 蓼科高原を歩く 本日は、蓼科高原内を歩き、蓼科湖を巡りたい。アクセスが心配だが、朝フロントで、送迎バス途中下車のアドバイスを貰った。運転手さんにことわると、もう一人降りますと、ご婦人を紹介してくれた。
高原山中を下り、大通りビーナスラインへ出る手前で停車し、二人は降りた。ご婦人は当地滞在中で、時々歩いているという。カラマツ林から大通りへ出て、緩い坂道を上がり続ける。右手はゴルフ場だが、プレーヤは見当たらない。未だ時間が早いのだろう。立派なお寺の前を過ぎる。この辺りは自動車メーカーの用地で、その施設の外、寺も建立したとご婦人が教えてくれた。右先に建物が見え、湖は近い。

 紅葉真っ盛りの蓼科湖 蓼科湖は、ビーナスライン傍にある小さな湖、否、池で、レストランや土産店もある小さな観光地。本日も好天の中、人出もある。そして、紅葉は見ごろで、湖畔を彩っている。私は、頭上の紅や黄の葉を時々は見上げながら、ゆっくりと歩く。スワン型の遊覧ボートも繋がれている。対岸の地へ至ると、こちらの紅葉も半端ではない。
正面に見える山は、霧ヶ峰の車山だろう。そして、右手は諏訪富士とも呼ばれる蓼科山。これらの山々は複数回登っている。記念碑があり、戦後開拓用に造成した灌漑湖と知った。

 湖を一回りし、レストランでコーヒーを飲み休憩し、道の駅を覗きバス時間を調整して、正午前の茅野駅行きバスに乗車。駅前に着いたら、予定した特急列車が既に停車しているのが見えた。やむを得ず、次の鈍行に乗車。甲府駅で特急に乗り換え、17時前には帰宅可能と分かり、車内でビールを求め呑み鉄とした。
(2020/11/01)

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

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工藤 莞司 先生
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