商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

四季の山歩き里歩き紀行・根府川おかめ桜編
満開であった根府川のおかめ桜

 小田原の先根府川に咲く桜情報を得て、ネットで調べるとおかめ桜で、染井吉野以外にも桜があることは知っていたが、初めて聞いた種類。外国人が研究し交配した桜で、淡い紅色の一重咲き、下向きの花、早咲き種とある。おかめは日本語で美人の意味から採択したらしい。どんな桜かと楽しみである。

根府川おかめ桜は満開 JR根府川駅の小さな駅舎を出ると、駅前広場に咲くおかめ桜は満開であった。濃いピンクの桜花が樹全体を覆っている。これがおかめ桜かと近寄り、見上げ、シャッターを切った。河津桜とも違い色が濃いと思う。これは期待出来そうと桜祭第1会場を目指し、駅前街道から山坂の道へ至り、結構急でハイキングらしくなったと苦笑。また濃いピンクのおかめ桜に出会う。道端に2本ほどの桜木が全体に花を付け、咲き誇っている。
 祭会場に近付いたようで、帰りの見物者と交差し始める。山腹の道下が第2会場で、咲く花と見物している人々を見下ろせるが通り越し、奥の第1会場へ。

祭第1会場から第2会場へ さらに坂を上がり続け会場料理店へ着く。この店の庭周辺が花見会場のようだが、桜はポツリ、ポツリと数本だけ。花を求め裏山を回る。展望台があり、山の間から海が見え、相模湾だろう。肝心の桜は少なく拾い歩きだが、菜の花が満開。黄色の花は春に映え、桜を引き立てている。一回りし、第2会場のホテルへ。
 山裾の小さなホテルの庭に、桜が咲いている。観桜者に付いて満開の花を見上げたが、花はこれからの樹もある。陽当たりの違いのよう。レストランで食事を取り、駅へ戻る。往きに、満開のおかめ桜に出会った地点で、反対側に薄いピンクの桜を見付け、染井吉野かなと思ったら、河津桜と記してあった。それ程に、両桜のピンクの濃さに差があり、おかめ桜は紅色であった。(2017/3/9歩く)

2018/3/13

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

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工藤 莞司 先生
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