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最近の模倣品事情

模倣業者の手口は、近年さらに巧妙化、複雑化しています。有名ブランド品だけではなく、利益が得られるものであれば、地味で目立たない製品までもが模倣されています。

弊社で調査した範囲でもPCやオーディオ関係のケーブル、携帯電話のイヤホン、ブルドーザーの重機のボルトなど、一見地味で目立たない製品が数多く模倣されており、知らず知らずのうちに流通している実態が確認されています。

これら流通している模倣品のほとんどが、厄介なことに形状が似ているだけではなく、本物と見分けが付かないロゴや本物と同じ型番(品番)が附されているほか、製品として一応は機能しているため、気付かれずに本物として取り扱われています。

ただし、製品として機能していると言ってもやはり、本物と比較するとその性能や耐久性に劣るモノが大多数であり、その模倣の発覚のきっかけも、使用中に不具合や故障が生じたりし、メーカー側(本物のメーカー)にクレームや修理として持ち込まれた際であることが多い様です。

よって、流通してから長期間、メーカー側もその存在に気が付かないことも珍しくありません。

これら目立たない模倣品には、ロゴの表示がされていなくても、本物と同じ型番(品番)が附されていることも多く、対策として、これらの型番(品番)自体を商標登録して侵害品として訴えやすくしている企業も増えています。

いずれにしても、被害を最小限にするには早期発見が一番であり、メーカー側は著名な製品だけではなく、取扱い製品のすべてに目を向けて定期的に確認を行う必要があると思われます。

(山本)

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